治療開始まで⑨ やっぱり化学療法でいきます

アザラシ先生は、他の先生に相談した結果、化学療法を勧めてきました。
曰く、「化学療法をすれば扁桃腺の膨らみは小さくなります。まずは化学療法で小さくし放射線をあてる範囲を減らすことを、放射線の医師は推奨しています。」、「経過によっては化学療法だけで放射線の必要はないかも知れません。」、「仕事を続けながら化学療法を受ける人もいます」

まじか、放射線療法なら今の生活のまま通院できるけど、化学療法だと生活を見直さなくてはいけないじゃないか(泣)

私は毎日10~12時間働いているけど、それでも仕事も続けられるのか質問してみると、「え、それじゃあ我々と変わりませんね、そこまで働けるとは・・。処理能力も落ちますし、1日8時間が限度でしょう。それから、心理的な負担もあるので、今の3分の2程度ではないでしょうか」だそうです。

お金もかかるしー。なのに働けないしー。体力は削られるしー。
あーあ、このデメリットだらけの化学療法しか選択肢がないのか。

まあ、もろもろの本でも、私のタイプ「びまん性大細胞型Bリンパ腫」は化学療法がスタンダード。
先生も「今、治すことはほぼできます。問題は再発しないことです。そのためには化学療法で」っていう、本に書かれているとおりの勧め方をしています。

腹をくくって、化学療法でいくことにしました。

先生は「がんばりましょう」って気合い入れてくれました。
副作用は便秘と脱毛だそうです。
私は仕事を続けられるかが気にかかっていたのですが、先生は脱毛を気にかけていました。

本日の治療費

数百円

悪性リンパ腫の治療メモ

・化学療法とは。
いわゆる抗がん剤です。
よく「抗がん剤は効かない」という言い方を耳にしますよね。金スマに出演していた抗がん剤反対派のお医者さんがいたなーと思って、その人の本を読んでみました。

この本には「私だって、全ての抗がん剤に反対しているわけではないんです。白血病とか悪性リンパ腫とか、抗がん剤がよく反応する癌には使うべきなんです。」って書かれていました。そうですか。抗がん剤に反対している人が、こと悪性リンパ腫においては抗がん剤を推奨しているのですか。使わなきゃしょうがないなって気になりました。アザラシ先生のお勧めよりも、反対派の人の本の方が説得力があるというww

抗がん剤が良いとか悪いとかの意見が活発なのは、副作用が強いからなんです。
副作用には個人差があって、軽くて済む人も、すごーく大変な人もいるそうです。だけど最近は、吐き気を抑えたり、白血球の減少を抑えたりする薬が充実してきているので、ある程度はどうにかなるそうです。
私の抗がん剤のイメージは漫画「ブラックジャックによろしく【がん医療編】」のおそろしい副作用だったのですが、これが書かれたのは2003年。ずいぶんと事情が変わってきているのですね。
だけど、髪は必ずなくなる!ぎゃ!


そして、治療費はむちゃくちゃ高価です。




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