告知まで⑦ 生検検査

地元総合病院は混んでいた。
受付のお姉さんに「待っている人が多いため診療できないかも知れません。先生に聞いてきますね。」と言われ、私は自分勝手にも、そんな軽い事情で手遅れになる人がいたらどうするんだよ、もうちょっとがんばってよ、とか思う。

幸いにも診てもらえることになった。
こういうのって紹介状を持参してるのと関係あるのかなあ?

しばらく待った後に診察室に呼ばれ、事情説明。
こちらの病院でもまた、喉を触診される。おえっ。
その上、鼻からカメラも入れられる。
こちらの先生は「いやあ片側の扁桃だけこんなにでかいとは、びびるね。」と憎めない感じで言う。
先生は「最悪だったら扁桃癌、それ以外だと悪性リンパ腫、または、ただの腫れ」で、本日は生検検査として扁桃腺を採取して、扁桃癌と悪性リンパ腫の検査に出しますね、と説明した。
そして、生検検査の前に血液検査と尿検査をするように指示した。

血液検査と尿検査から戻ってきたあとに、扁桃腺を採取された。
先生は「血が大量に出ることもあります。まずありませんが、縫合する必要がある可能性もあります」と事前説明をし、その舌の根も乾かないうちに、エプロン的なのもない私服むき出しのまま歯医者さんみたいな椅子に座った私の扁桃腺を採取した。
(血だらけになったら、この服はもう着られないだろうな。着替えは持ってきていないし、血だらけの服で電車に乗って帰るのか)と思ったけど言わないでおいた。

私がL字型の器具で自分の舌を押さえている間に、先生はくの字型の鋏でぴっと扁桃腺を削った。
先生は採取後にそれをいれる容器を看護婦さんに用意してもらっていた。(先に用意しておけばいいのに)

癌検査用と悪性リンパ腫検査用で、耳かき1杯分を2つ取られた。
血はガーゼで拭き取った後はほとんど出なかったのでほっとした。

帰宅後に鏡で見たら、一番手前の取りやすそうな箇所をとっていた(当たり前ですね)

本日の治療費

16000円(3割負担で)
たかっ。クレジットカードが使える病院でよかった。
内訳は、血液と尿の検査で1万円、生検検査で6千円でした。

<自覚症状>
削られた扁桃腺がちくっと痛い。
大きな病名によるメンタルダメージあり。

悪性リンパ腫の治療メモ

悪性リンパ腫の診断は生検検査の結果で決まるのです。
血液検査では診断されません。(私の様に血液検査では異常が出ない人もいます。)
私の腫れは扁桃腺だったので口を開けて採取できましたが、足の付け根や首などのリンパが膨らんでいる場合は、入院+全身麻酔で採取することもあるみたいです。






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